『鉄男 THE BULLET MAN』

会社帰り、週末だし映画でも…と思い京都シネマに立ち寄ってみました。
観たい映画は多々あれど、サービスデーが少ないのでいつも素通りしていた映画館でした。
オトクな年間会員の手続きでもしていたところ、目に入ったのが、このポスター。


ノーマークでした。「息もできない」を観る予定だったのですが、監督の舞台挨拶もあるということで急遽変更。鉄男シリーズは観たいと思いつつ未見。予備知識ほぼゼロ。

なんやねん?オープニングが流れた途端、体温、心拍、体中のありとあらゆるものが高揚していくのがわかる!神映画体験。鉄が打ちつけられる音が頭の中にガンガン響いてくる!テーマはシンプル。ストーリーもシンプル。ゆえに、音楽とビジュアルとカメラワークが特異に色づけして、本質が鮮やかに浮かびあがるんです。現代社会で生きる息苦しさ、誰でも内に秘めている狂気が押さえつけられている。いかに自分自身をコントロールしているんだろう。
んで、窒息しそうなくらい興奮してしまい、動悸が治まらない中、舞台挨拶へ。

監督は物腰やわらかで、ユニークな方でした。鉄男の魂は海外の誰かに引導を渡したとのこと。Re鉄男が産まれるのも楽しみだな。

今日の質疑応答で3回観たという方がいらっしゃったけれど、わかる気がする。三半規管が虜になる映画なんて、いままで知らんぜよ。爆音でヘッドホンして観ることをオススメします。