カラスマ大学に参加してみた

京都にはカラスマ大学なるものがあります。
京都を街ごとをキャンパスにして、京都の素晴らしさを学び、
京都在住の魅力的な方々に教えを請うというもの。
毎回、京都らしいテーマで魅力的な講座が月一回開催されています。
東京のシブヤ大学の地方版とのこと。

だめもとで申し込んだ、今回の講座。
カラスマ大学から、当選の知らせを受け取ったときは、まさか・・・と眼を疑いましたよ。
今回の講座は、かの有名な、男前豆腐の工場に行くという、
「男前豆腐を作って食べて、オトコもオンナも綺麗になろう!」ですもん!
食べ物好きnortronとしては見逃せません。初参加です。

男前豆腐店の本社工場が会場でして、
亀岡を越えた南丹市という場所にあります。
今回初めて、山陰本線なるものに乗りました。
嵐山や保津峡に行くときもこの電車に乗るのですね。
50分ほど電車にゆられ、吉富駅で下車。園部の一駅前。
バスにのって男前豆腐店工場に到着です。


会場に入ると、男!オトコ!男に溢れたなんと気合の入った展示。


男前豆腐店の社歌(歌・作曲・作詞ともに社長)が流れたら、ジョニー社長の登場です。
まずは、社長が男前豆腐店が今にいたる経緯を話してくれました。
劣等感と自己顕示欲と気弱がルーツにある社長!
少年期のエピソードだけ聞くと、大槻ケンヂの世界ですよ。
と思ったら、宝島等のサブカルを経由し、一時期はバンド活動にいそしんでいたらしい。
バンド名は『屯田兵』。フロンティアスピリットに溢れています。


そして、次は豆腐作りです。
にがりを豆乳に入れて5回ほどかき混ぜて、置くこと10分。
あの、ジョニー豆腐もどきができあがりました!
いやはや、ほのかにあったかくておいしいのなんの・・・。
豆腐作りに成功したので、食べ比べても本物とあまり変わらないお味でした。
豆腐屋になれるかな・・・とあさはかな思いを抱いてみたり。


失敗した方のために、本物のできたてジョニー豆腐をいただきました。
わさび(生のおろしたて)・もみじおろし・ねぎ・特製ポン酢でいただきます。
薬味も絶妙。特にポン酢。

質疑応答を経て、なんと!社長から参加者全員に認定書を授与されました。
豆腐作り初段に認定されました。
この方はたべっぷりがすごいとアナウンスされ、恥ずかしかった・・・。


そしてお土産もいただきましたよ。こんなに・・・。そしてあのポン酢まで。
フリンジの付いた袋にも社長のこだわりがみられますね。

いや・・・ロックスピリッツ溢れる社長さん、素敵です。
関東から京都へ、そして元いた会社からの独立・・・。
泥臭い経験山積みでしょうし、苦労は一言では現せないでしょうねえ。
企業家として、何よりも人間として魅力的な方でした。
カラスマ大学の方いわく、
ここまでものづくりに専念されている方は近年まれだとのこと。
「豆腐もラーメンと同じくらいジャンルがあっていいんじゃない?」
そう、思います!
駅や街角のスタンドで気軽に豆腐が食べられる日が来ることを心待ちにしています。

しまった!豆腐屋ジョニーのテーマソングのレジュメを忘れてきてしまったよ。
さあ、みんな男前豆腐を食べて、男前になりましょう!
「本物の男前は、あなたを裏切ったりしない」
これ社訓。お豆腐のパッケージにも書いてあるらしいので探してみてね。

「男前豆腐店
HPでテーマソングも聴けますよ!社長の美声に聞きほれましょう。

「カラスマ大学
今後もカラスマ大学の講座を受講して京都のよいところを勉強します。
普段悪口ばっかいってるのでね。