TAIGA ROCK FESTIVAL

生活の単調さに飽きてきたので、
図書館で返却期限が半年も過ぎている本を読んでみました。

山田風太郎のインタビュー本と服部良一の伝記。
先生とインタビュアーとの気負いのないやりとりが
実に面白い。さくさくと、一晩で完読。
明治の文豪への思いや
乱歩先生の思い出をつづっているくだりを読んでいると、
当時のインテリジェンスのぶつかり合いや、
悩める書生の姿がイメージされます。

後者はまだ読み始めたばかり、
服部少年が音楽にのめりこんでいくくだり。
上海に各国のミュージシャンが交流できる土壌があったことが面白い。
ごっちゃになった多国籍バンド。鎖国日本じゃありえないね。

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先日、鴨川のフリーライブを見に行ってきました。
橋の上から三角州を眺めていたのですが、
ちょうど5年前、鴨川の橋の上にたっていたことを思い出しました。
京都に住んでいるなんて想像もしていませんでした。

風ってこんなに気持ちよかったんだな。
音が流れていることが自然。いいな、京都。

出演者も見ている人も好きにやってるけど一体感があって、
やさしくてステキなイベントでした。
これって私の考えるホスピタリティに近い。
自由であることを強制されないけど、限りなく自由。
でもあたたかい。
好きなことを、細くても長くやり続けていってほしい。
続けていくことで、人とつながりあうことで
気づけば何かできあがってるんだろうね。

私の方はといえば、
流れに任せて漂うだけの生き方でもいいよね?

汗と涙の創造物を簡単に享受するだけの、
ただの傍観者にすぎないけれど。
他人からみたらずるい人なんだろうけど、
こういう生き方しかできない人もいるんだよ。

ああ、次はどこにいくんだろうなあ。