ボロフェスタ


ボランティアスタッフとしてお手伝いすることになりました。
誰が出演するのかもよく知らないし、ただ西部講堂ってだけでの参加でした。
今年はチケットも売り切れたみたいで、一番人が集まったらしいです。


西部講堂には基本的に企業が入って催し物を行うことができないらしい。
そして、京都大学ってとこは行政法人に属していながらも国家権力から守る防波堤的な役割なんだって。完全に西部講堂連絡協議会(=西連協)の独立自治で運営されている場所なのであります。
使い放題の光熱費は大学が払ってるんですって!あと電球も支給されるらしいし。でも講堂の補修とかは西連協が行うみたい。


ボロフェスタはホントにすばらしいフェスティバルだと思います。
血肉汗沸き踊るイベントよ。
主催者の方も出演者もスタッフもお客さんもみんな笑顔で楽しんでた気がする。
最後にエンドロールを流すんだけれど、それには携わってた人の名前が全部にくい演出をするのです。当然私の名前もありました。こんなくさい演出ありえんやろー。ボロは着てても心は錦。ステキです。
自分達で全部やるって並大抵のことじゃないと思いました。


最終日に入り口付近でたたずんでると、おっちゃんに話しかけられた。
ステキなお話をたくさん聞かせてくれた。京都の音楽のこと、西部講堂がなくなりかけたときのこと。
だけど帰り際におっちゃんが最後に言った一言が印象的だった。
ボロフェスタほんまにええイベントや。
でもイベント漬けになってて今社会がどうなってるかしらんやろ?北朝鮮が核実験したんやで。周りに目やらんと音楽で浮かれてるだけじゃだめよ。」


反戦原発反対って大声で叫ぶのも好きじゃない。
ゴ当たり前の日常や大切な人達の笑顔が奪われてしまったらどうする?
ルールはあってないようなものです。
結局人間が決めたことなんか簡単に壊されてしまうんよ。
何もかも忘れて音楽にどっぷり浸ってアホになれるんって貴重なことなんですよね。


自分の日常はどこにある?