迷笛音乐节(Midi Music Festival)

Sun dawei!


北京にもフェスがあると知ったのは去年北京に来たばかりの時でした。確か国庆节の時だったと思います。今年は五一の連休に4日間開催されるとのことなので初日と二日目に参加。でも雰囲気を味わっただけで終わってしまったみたい。色々見たんですけど、印象に残ってるものってホントに少ない。


中国国内でいくつかフェスティバルが開かれているそうです。Midiと中国のフェスティバルについてはまた後日詳しくご紹介します。


<一日目>


気合入れていくほど見たいバンドもいなかったので、とりあえず日が暮れてからの参加。
場所はメインステージとサブステージ、DJブースと実験音楽舞台の構成になっています。
プログラムを見ても惹かれるのはやっぱり実験音楽のブース。。。ゲートすぐそばからノイズの嵐が襲ってきます。
友達に会うため、メインステージに移動するも、今日はメタル&ハードロックの日なんでしょうか、風が強いこともあって即効テントに非難してしまいました。
「瘦人」はとりあえずかっこよかったけどね。MCも過激で挑発的(友人談)。このバンド何年か前のフジロックにも出たらしい。ドラムはなんと若干24歳の日本人!ありえへんよ、この音。
とりあえずフェスといえば酒でしょう?と隠し持ち込んだ焼酎を一瓶開けてしまったため、ふらふらになりながら、実験音楽舞台に移動。
ドラムとギターの編成の即興をやっておりました。しかーし、時すでに遅し。いったとたんにハイ、終了。音に酔うつもりだったのに残念です。不完全燃焼のまま帰宅。


<二日目>


メインステージでは「SUBS」の演奏が始まったばかり。女性ボーカルがパワフルでカッコイイ。John Jetなどの往年のロックミュージシャンを彷彿させます。
しかーし、今日の目的は、実験音楽舞台での、Sulimiこと「孙大为(Sun Dawei)」のライブ。ジャンルはエレクトロニカです。この方「Shanshui Records」というレーベルオーナーでもあり、先月か先々月かに日本にも来日したそうです。Shanshui Records所属のアーチストが何組が出演しています。多分ブレイクビーツであろう、iloopを見逃してしまいました、残念。
客が集まってるなーと思ったら、SUN Dawei(写真)。茶目っ気あふれる音がこぼれだして、空間に広がって意識は野外を漂う…。MC置いた後、最後は高速ブレークビーツで泣けてきた。この音聴くと壊れるしかない。こんな充実感は久々。SQUAREPUSHERみたいがために、東京大阪のelectraglideに行ったのは3年前の冬でしたね。


その後はエレクトロニカ「kulyfile」、ノイズユニット、「林其蔚 + DINO (台湾)」
「10(Marqido + Itta)(日本、韓国)」が続きました。「10」はビジュアルにインパクトがあって、最初は色物かと思ったんですけど、いやこれが心地よいのです。特に最後の曲、Ittaが歌う韩语に載せたトラックは浮遊感があって最高。ノイズは手付かずの分野なのでうまくコメントできませんが、Marqidoの出す音は空気の流れと調和しかつ繊細だったように思います。


DJブースではバキバキのハウス。キッズもバキバキに踊っておりました。クラブで見るときよりも皆解放的になって踊ってる気がした。私が行った中国のクラブは、踊る場所よりもおしゃれなデートスポットなんですよね。音はすごくいいのに、みんなカップルでゆるゆる踊るだけ。それ以降、クラブには行っておりません。


中国のバンドが主であるのと、海外のバンドも聞いたこと無いバンドばかり。しかも、客のノリも手をあげる、拍手する、一部がぶつかり合うといった様子で、ど真ん中にいてもほとんど棒立ち状態に近いのです。生の音に体が慣れていない印象を受けました。音楽聴いて気ままに踊る心地よさは実験音楽舞台がピカ一。DJもなかなかのものです。このジャンルだけは世界の流れとリンクしてるんだなーと実感。


迷笛音乐节(Midi Music Festival)
日時:五月一日〜四日
場所:海淀公园
http://www.midimidi.cn/
(現在更新中?)


『孙大为(Sun Dawei)』と『Shangshui Record』
http://www.shanshui-records.com/







行くか行かないかベットの中で数時間迷った挙句、
やっぱいってしまいました、迷笛音楽節。
セキュリティーごまかして焼酎持ち込んで後は酒盛りですね。

その後は友達とカフェで今後のおれらの行く先について
暗い話でもりあがり、結局先が全く見えないまま羊肉の串食べ歩きツアー。

結局二時まで串屋のおじ様方とおしゃべりしながら、
豆乳と豆腐ができる工程をずっと眺めておりました。
16歳なのに親元離れてシルクロードの果からやってきた少年。
その笑顔がくったくなく明るい。
しかし食堂で使ってる水って、水道水だったのね。。。
化学薬品でできて泡が立たないビールに
化学調味料が一杯ふりかかった串。
中国ではそんなこと一切おかまいなし。
毎日を生きていくのに精一杯。

この季節外でビール片手に食べる串は最高です!
日本に帰ったらこの至福の時間はなくなっちゃうんだろうなあ。羊肉中毒。