Ourself Beside Me


新陳代謝を繰り替えす北京のライブハウス・D22。
CAR SICK CARSなんかはもうベテランの域に達してるんだろうね。
生活と音楽が身近なコミュニティができている感があります。
どこにもない最高の音楽が生まれ続けて行くんでしょうな。


D22系列のバンドには、ココロをわしづかみにされ続けていますが、
西の真打がCAR SICK CARSとするなら、早くも東の真打が登場したんです。
そのバンドは


Ourself Beside Me


北京パンクムーブメントのさなかに、
颯爽と登場したHang On The Boxというオンナノコバンドがおりました。
これがなかなか小生意気でキュートなバンドでして、
日本でもちょくちょく名前は目にしていました。


中国にやってきたのがきっかけで彼女達の音楽に触れる事になるのですが、
それはまさにMilkFedな世界!
オンナノコが誰もが持つキラキラ感がそこにはありました。
乙女の浅はかさも含め・・・。


キャリアは長い彼女達ですが、私が初めて見たのはおととしのこと。
格好ばかりが先にたって、愛が感じられない。
あまりにもひどくてがっかりしたもの。「もう彼女達は終わったのだな」
そうこうしているうちに活動停止したけれどね。


そして、久しぶりに訪れた北京でまさかまさかの再会です。
私が好きだったHangのギタリスト、楊帆が新しいバンドを組んでいたのです。
出会いは偶然だったのですが、たまたま見たライブで音を聴いてびっくりです。
なんだなんだ、この楽しさは。
90年代の良心と高揚感をごちゃ混ぜにしたアルコールを一気に飲み干したかのような、浮遊感。
じわじわと効いてくる、この絶妙なインディー風味のジョブジョブ。
そして女子3人が皆小さくて可愛いのです、キュート!
そんな彼女らに完全にノックアウト!
現実なんて軽くひょいと超えてしまってます。
反面、突っ走りきれない人の良さも魅力なんですよねー。


そろそろアルバム制作に入るとの事なので、
新作が届けられるのがとても楽しみです。
彼女達が好きなものがたくさん詰まった、いとおしい一枚になるに違いない!


早くフリーペーパー作って京都中にばら撒きたいぞ。
「c-indies.com」は一応今年の春に開始予定。
部屋が広くなったら根詰めて頑張ります。



Ourself Beside Me
http://www.yaogun.com/artist/punk/obsm.htm

なんか色々紹介されてるみたい。
http://www.chinadaily.com.cn/cndy/2008-01/26/content_6422371.htm