鍋三種

香港→みやこで忙しかったのと、日々の怠慢のせいで、
こまごまとしたお菜を作るのが面倒です。
そうなると、寒い冬、鍋というコースが定石ですね。

この週末は鍋三昧でした。

先週末は海鮮チゲ。
斜め下の住人からキムチ鍋にしろという指令があったので、
安売りの食材しか使わなかったのに、これがこれが想像以上の海鮮のハーモニー。
煮込めば煮込むほどやわらか〜くなるタコに、舌とろける白子。厚切りの油揚げをかみ締めるとじゅわーとだしが染み出ます。
味の強い鍋底には甘みがある白菜より、クセの強い水菜や春菊がよくあいますね。
翌日も卵とじの雑炊でおいしくいただきました。

昨日は火鍋。
ガケ書房でゆーきゃんの弾き語りを聞いた後、
マイミクのカノリさんを強制連行して百万遍の龍門へ。
とりあえず豆苗の炒め物と卵とトマトの炒め物をチョイス。
油と香辛料もたっぷりめで、本場で食べるちょい高級な中華の味付け。
さてさて肝心の火鍋ですが、
水煮魚のごとく鍋一面にぷかぷか浮かぶ赤唐辛子と
ごま油たっぷりで地獄絵図の装いの鍋底。
痺れる辛さ。北京で食べてた重慶・四川火鍋より全然辛い。
本場四川火鍋の辛さをごま油で落としてたべるスタイル。
火鍋と中国ロックの熱い夕ご飯でございました。
ニンニクパワーで家まで歩いて帰りましたとさ。
あーマーラータン食べたいー。

今日はモツ鍋。
香港の露店で食べた牛モツの煮込みの味が忘れられず、
壇一雄料理本を紐解いて今日は鍋底からチャレンジです。
大変だったのが生モツの入手。
四条〜三条〜西大路と走り回ったあげく、
水炊きにしようとあきらめかけて入った近所のスーパーで
ようやく購入。灯台下暗し。

具はにらとキャベツともやしとこんにゃく。
モツを下茹でしたスープと昆布だしを混ぜて醤油ベースであじつけです。
最初は味が薄すぎて箸が進みませんでしたが、
煮込めばモツもぐっとやわらかくなり、ダシが濃厚になって
中盤からどかどかキャベツを放り込んで機関車のように口に放り込む。最後はちゃんぽんで閉めました。

読み返すとどれも東アジアなスタミナ鍋だ。
鍋も食べすぎには気をつけないと・・・。
と思いながらも、次の鍋に思いを馳せ、
完全に鍋ループにはまっています。
クリスマスも鍋かな〜。