Groovy Groupie

ちょっと長い回想録。

サリン事件、大震災、超円高から大不況などなど
サマーオブラブなんて過去の遺産になっちゃった頃のこと。

島国から出てきたカントリーガールは、地方大学に入学したばかり、偶然立ち読みしたDollでライブ情報見たのがすべての始まりです。
電車の乗り換えなどしたこともないのに、学割切符を握り締めて一人で下北沢に向かいました。狭いフロアで人もギューギューなのに、ゆれる人の波!最初のライブ体験ですっかりライブハウスのトリコになってしまいました。友達とウィークリーマンション借りて年末ライブに通いつめたりしたなー。ムーンライトながらも数え切れないくらい乗ったよ。

デキシードザエモンズが解散します。
学生時代、彼らのライブには本当によく足を運びました。
新宿JAMのハチマナイトや彼らが出るイベントにも欠かさず行ってた気がするよ。毎回イベントに行ってるうちにみんな仲良くなった。みんな同世代。朝までお酒飲んで、好きな音楽かかるとキャーキャー騒いで・・・。

ルーピーの心意気も素晴らしかった!踊りが上手で可愛くてお洒落な古着を着てスウィングしてました。
彼らは紳士ですので(笑)、よくある泥臭い事も身近でちらほら見聞きするようになって、次第に足を運ばなくなるのですが…。自分の音の好みが変っていったことも大きいけれど。

彼らのライブは素晴らしいものなんでした。ザッツエンターテイメント。彼ら以上のバンドマンはそうそういないと思う。
でも、彼らのライブで楽しそうに唄い踊る女の子達に会いに行っていたような気がします。普遍的で純粋だけど、限りなく閉鎖的な世界がそこにはあったんだよね。(なんだそれ?)
ABBAの「Dancing Queen」聞くたびに、キラキラした彼女達の笑顔が思い出されます。

この日記を書いてて、やってることは学生時代となんら変りはないことに気づいてしまった・・・。10年間同じ。
お酒とタバコ臭い店内と、気楽な会話。
そして、胸が高鳴る音楽と音楽を愛する人達。
こんなステキな世界があることを教えてくれた
エレキの若大将に感謝してやみません。
おつかれさまでした。