残される去る待つ

帰国する友達がそろって口にして言った言葉。
「私のことなんかすぐに忘れるよー。」
忘れられるわけないでしょ?
誰かといる時に感じるのが、
目の前の時間と空間に彼らがいない違和感。

今はそう言った彼らの気持ちが痛いほどよくわかります。
自分から環境決別の印籠を掲げる。
一人になった時に浮かぶのは、
流れる時間と空間に自分がいない寂しさ。
居場所を失ってしまったような軽い錯覚。

旅行先で人と会う約束をしてるのですよ。
この人にちょっと興味があって、会える日を首をながーくして待ってたんです。しかも一方的に。でも、煩悩に負けず待ち続けた時間が長すぎて、知らず知らずのうちに彼を想像上の人物に昇華してしまったみたい。私は禅僧か?
どうやら、彼は会うのを楽しみにしている様子。
現地にまで行って会わない(しかも当日ドタキャン)という最悪な結末を迎えそうだ。小心者なオレ。

簡単な努力さえすれば生きてる限り誰とでも再会できる!
コレ言い訳じゃないよ!