味道楽は三代目から

バンテリンコーワクリーミージェルです

最近悩みやストレスや自分探しに無縁ですので、
食についてばかり考えています。
あと、30年近く生きてきて自分に影響を与えてきたものってなんなんだろうと。30年毎日何かしら物を口にしているわけで、それとの関係性は無視できないな、と。

「味道楽は三代目から」という言葉があるらしい。
一代目は家の造作に目が向き、生活が豊かになるにつれ三代目あたりで舌が肥えてくるということなのでしょうか。

我が家は父母ともに土建屋一家です。
母方のおじいちゃんは戦後の建築ラッシュの波に乗って
そこそこ大きな建設会社にまで育て上げました。
一代目は家電製品に自分の城。でも食べるものは質素でした。食べ物まで気が回らなかったみたいですね。

二代目世代はとにかく派手。これもバブルの波に乗って、
派手な生活送っていたようですよ。海外旅行に株、ゴルフにお茶会に会食会…。ムスコの結婚式にはこれでもかとばかりの地元権力者(?)が集う。頭脳警察の「イトコの結婚式」のように紋付はかまにワサワサヘアーで出て行ってみたかったよ。
しかし、無教養がお金を持ったいい例ですね。
食べ物も値段の張る食材をかっていて、有名なお店のものや流行ものなどは必ず家にありました。盆正月に家にいくとご馳走を食べさせてくれるのが楽しみでした。今でも親戚の家に行ってはおいしいお酒を必ず一本もらって帰ります。

三代目世代はのんきですね。この世の苦しみなど知らないのでかというくらい、親ばかな親に育てられあらかじめ将来が決められており・・・。まるで戦前の日本を見ているかのようです。残念ながら彼らとの交流がないのでどんな生活を送っているかは知りません。まあ女の人は全員専業主婦ですので、栗原はるみの本でも読みながらカリスマ主婦でも目指しているのでしょうかね。

中国の故事って面白いですね。
孔子というえらい人がいますが。衣食住に関してのこだわりは尋常じゃなかったみたいですね。
特に食べ物に関しては、「肉の切り方が正しくないものは食べない」「醤油が料理にあっていないと食べない」
思想一本で一代で名誉も財力も手に入れたゆえに、そちらに目を向けて行くしかなかったんでしょうかね。
いやー「論語」読んでみたくなりました。